コラム
皆様に信頼される後見人を目指して
私たち専門職成年後見人は、仕事としてご本人の財産をお預かりして適正に管理するお手伝いをしています。でも、預ける側からすれば、見ず知らずの他人に自分の大切な貯金通帳を預けることに抵抗がある……
そんな不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
成年後見人は、毎年報告書を提出して家庭裁判所のチェックを受ける必要があります。
それに加えて私たちリーガルサポート会員は「執務管理規程」という独自のルールにより、半年に一度、財産の管理状況や収支等の報告を行うことが義務付けられています。
報告の期限に遅れると指導監督が行われ、後見人に就任することができなくなったり、場合によってはリーガルサポートから除名されるなど、非常に厳しいルールが設けられています。
また、リーガルサポートでは新規に後見人等名簿への登載(名簿登載が後見人等事案の受託要件です。)を申し込むときや、更新を受けるためには様々な内容の研修を受講する必要があります。
その中には「倫理」についての必須研修があり、専門職後見人としてあるべき行動規範や考え方を深く掘り下げて検討します。
私も何度も受講しましたが、そのたびに専門職後見人の行うべき職務は重責だと感じて、身が引き締まる思いがします。
私たちリーガルサポート会員は上記のような制度を通じて研鑽に励み、皆様に信頼される後見人を目指しています。